2010年7月21日水曜日

「平城京の母 宮子姫」 遷都祭まほろばステージ



7月17日、午前中に海龍王寺さんでの法要に参列した後、午後からは遷都1300年祭会場のまほろばステージに移動して、「平城京ゆかりの地 日高の魅力発信実行委員会」のイベントが行われました。

まほろばステージは300人座れますが、ほぼ満席で「宮子姫傳記」という絵巻を御紹介しながら、宮子姫の生涯について説明させていただきました。

イベント会場の行事とはいえ、歴史に興味がおありの方が多かったのでしょうか、300人の方々がじっくりと宮子姫伝説を聞いて下さり、宮子姫伝説を通して、母親の慈愛の尊さもお伝えできたのではないかと思います。



絵巻の説明に続いて、今年一年間、宮子姫役を勤めてくださっている柏木菜々子さん(左)と、奥田有紀さん(右)から、日高地方のPRがありました。
更に、天音太鼓の演奏、市町村の紹介、夢屋舞組のよさこいソーランと続きました。バスツアー95名、和歌山県・御坊市・日高川町の職員さん、出演者40名など、日高郡・御坊市から150名くらい来て下さっており、宮子姫さんも喜んで下さったことでしょう。


「平城京の母」についてもっと知っていただき、ご自身の父母に思いをめぐらせていただくと、遷都1300年の歴史ロマンが、更に味わい深いものになることでしょう。
これからも、宮子姫について、機会ある毎に語り伝えて行きたいものです。  (小野俊成)







「平城京の母 宮子姫」 海龍王寺での法要  

7月17日、宮子姫が住んでいたとされる海龍王寺で法要と、ご住職との対談をさせていただきました。

道成寺をお建てになった宮子姫(藤原宮子)の御命日は7月19日とはっきり分かっています。そのご命日に合わせて、(正確に言えば2日前の土曜に)御坊市や日高郡からバス3台でお参りに行きました。

海龍王寺で、ご住職の石川重元師に御経をあげていただいた後、対談をさせていただきましたが、石川住職が「宮子姫がいらっしゃらなかったら、聖武天皇がお生まれにならず、国分寺という制度自体も、東大寺の大仏様も無い可能性が高く、平城京の姿が変わっていただろう」と仰っていたのが印象的でした。    (小野俊成)


 

2010年7月20日火曜日

道成寺物の舞台を拝見して  新△道成寺


日本舞踊協会の新作公演、「新△道成寺」が、7月15日から19日まで国立劇場で上演され、16日に拝見に参りました。
とても斬新な日本舞踊で、感銘を受けました。

公演は19日で終わり、規模の大きさから再演もかなわないでしょうが、 NHK教育テレビの「芸術劇場」で、7月30日23:00から放送されます。
作・演出の花柳流家元・花柳壽輔師の解説もあります。

どなたにでもお勧めしたい、ジャンルを超えた「道成寺物」です。
古典芸能に興味が無い方にお勧め、「道成寺物は何度も見た」という方には特にお勧めします。
公演を見て3日たちましたが、今も私の頭の中に、印象的な音楽と場面がよみがえって来ます。
ちなみに、本当の題名は、「新」と「道成寺」の間に▲が三つ入ります。
NHKのホームページに従い、「新△道成寺」としました。

舞台写真は「新△道成寺」、ダブルキャストのうちBキャストの出演者の方々。 提供:(社)日本舞踊協会

NHK教育テレビ「芸術劇場」ホームページ http://www.nhk.or.jp/art/current/classic.html#classic0730

(小野俊成)

2010年7月15日木曜日

奈良にて二つのイベント

  
 平成22年7月17日(土)には奈良県奈良市にて、道成寺に関連するイベントが2箇所で行われます。




 
 まず一箇所目です。
 午前10:30から、奈良市にある海龍王寺にて 『「平城京の母」藤原宮子姫を語る』 と題したイベントが行われます。

 御坊市出身で道成寺とのゆかりが伝えられる宮子姫について偲ぶもので、道成寺からは院代である小野俊成師が、海龍王寺からは御住職の石川重元師が出席されます。

 当日は「平城京の母」藤原宮子姫をテーマにした、お二方の対談もございますので、奈良へお立ち寄りの際には、ぜひお越し下さい。

 また、海龍王寺様のイベント告知ページでは、当日にインターネット中継を予定しているとのことです。直接お越しになるのが難しい方は、下記のリンクページからインターネット中継をご利用下さい。

 http://www.kairyuouji.jp/other/sp3.html

日時:平成22年7月17日(土)
時間:奉納式 午前10:30    対談 午前10:45~11:15
場所:海龍王寺 本堂(※要拝観料)





 2箇所目は、平城遷都1300年祭の平城宮跡会場まほろばステージにて、15:00から16:00にかけて行われます。

 こちらのイベントは宮子姫から平城京ゆかりの地とされる「日高」の魅力を発信する、というもので、道成寺院代小野俊成による絵解き説法の他、日高出身者による太鼓演奏や演舞といった内容が予定されています。

 平城遷都1300年祭にお立ち寄りの際には、どうぞこちらもお楽しみ下さい。
 以下の1300年祭公式ページもご参照下さい。

 http://www.1300.jp/index.html

 日時:平成22年7月17日(土)
 時間:15:00~16:00
 場所:平城遷都1300年祭平城宮跡会場まほろばステージ


(朝倉)